これまでの催しもの一覧> 開催内容> 参加者の感想・報告
【中国・四国】第2回ヘルスケアスタッフミーティング
■スタッフ全員参加の意義を実感
木村幸司(高松市開業)
10月14日(日)、第2回中国四国ヘルスケアスタッフミーティングが昨年と同じ会場の岡山ロイヤルホテルで開催されました。昨年は、台風の接近により大荒れの天気だったのですが、今年は参加者の願いが通じたらしく、穏やかな陽気の中、31医院約100名が参加してのミーティングとなりました。
インターネットが普及していろいろな情報が手に入るようになったとはいえ、本当に必要な情報は足りません。とは言っても、東京などで開催される研修会にスタッフ全員で参加するというのは難しいときもあります。地方でもこういうミーティングが開かれ、参加することによって生の情報を聴いたり、他の医院の先生方とお話したりという機会はとても貴重なことだと思います。
今回、午前中は、浪越建男さん(香川県)から「生涯にわたる健康づくりのためのフッ化物応用」という講演が行われました。話を聴くたびに、日本と世界との認識の違い。また、正しいフッ化物の使用法についての知識が一般の方々に伝えられていないか! ということを感じさせられます。
昼食時間を利用して、参加医院全員に登壇していただき、ひとこと挨拶をもらいました。地域性や医院の規模など参加リストには載っていないお話を聴くことができました。午後からは「仲間づくり」を目的として今回初の試みのグループディスカッションを行いました。参加した医院の中からテーマ別に発表があり、そのテーマに沿ってグループでの意見を代表者に発表してもらいました。
午前中の時点ですでにバラバラに席に座るよう設定していて、当日初めて会った人たちとグループをつくりディスカッションしてもらいました。最初は緊張していたようですが、回を重ねていくうちに盛り上がってきてグループ内のメンバーと普通に会話できるようになっているようでした。
午後からは、どうしても眠気が襲ってきますが(わたしだけ??)、各医院のヘルスケアを基本とした取り組みを聞き、仲間と話をしたら、とても寝ている時間などありませんでした!(笑)
当医院のスタッフの感想も盛りだくさんの内容だったと好評でした。今回の参加者の感想を参考に来年もぜひ開催したいと思います。来年の案内を楽しみにお待ちください!! ちなみに筆者は今回、司会を担当させていただきましたが、「笑いをとる! ってむずかしいなぁ」と痛感いたしました…
◆ ◇ ◆
■これこそ本当の意味での「スタッフミーティング」
長山和枝(わたなべ歯科勤務)
中国四国スタッフミーティングが熱い… と言う噂を聞きつけて、行ってきました、岡山に。参加して驚いたのは、場を作ってくださっているスタッフの方の心遣いや、院長先生なしでも参加されているスタッフの方がいらっしゃるということ。これこそ本当の意味での「スタッフミーティング」を肌で実感しました。各医院の発表の内容の深さや、それを普段から実践している方々の集うスモールグループラーニング(SGL)の内容の濃さ、楽しさに、非常に充実した1日を過ごさせていただきました。
“誰にでもできる小さな努力で確かな効果”との言葉が印象的だった浪越先生のフッ化物応用のお話は、フッ化物に関しての情報や臨床での応用方法についてわかりやすくまとめてくださり、またフッ化物の応用により地域格差を少なくしていくことは医療人としての使命であるとも熱く語りかけてくださいました。フッ素を、健康を得るために必要な栄養素として位置づけられていたのが新鮮でした。医院毎の楽しい医院紹介を聞きながらのランチはあっという間に過ぎ、いよいよ午後の発表&ディスカッション。
「ブラッシングの気持ちよさを知って欲しい」との中尾歯科医院さんの発表は、9年間にわたる島の校医の記録。どのスライドを見てもキレイな口腔内写真にレベルの高さが伺えました。「幼稚園が、保護者が、園児が変わる」とのきむら歯科医院さんの発表は、長い関わり合いのなかで培われた信頼関係があるからこそ実践できる幼稚園での取り組みに、圧倒されました。どちらも「地域に根ざしたヘルスケア」をずっと実践されてきたからこその素晴らしい発表で、多くの方の健康を支えたいという熱い思いが周囲の方々を動かしての結果でした。
テーマは「歯周治療、メインテナンス」に移り、2年目の歯周治療の取り組みを発表された太田歯科医院さんと、15年にわたるメインテナンスの経過を発表されたファミール歯科さん。常に等身大の自分自身に向き合いながら、コツコツと努力され、未来の目標もしっかり持ってらっしゃる発表に、私も初心を思い出させられました。そして15年もの患者さんとの歩みは、これからの一つのお手本を示していただいたようです。
そして最後のテーマは「小児、教育」。
カリエスを発症してしまったお子さんにサリバテストを用いた予防プログラムを通して、患者さんを第一に考えてディスカッションされているスタッフの方と院長先生の思いが伝わってきたあさぎ歯科医院さんの発表。10人中7人が勤務年数10年以上のベテランというスタッフ構成に驚かされた中尾歯科医院さんの発表は、新人教育を通して自分達自らのレベルも客観的に評価し患者利益として還元しようという取り組みで、臨床への厳しい姿勢に身の引き締まる思いでした。
そして何より、それぞれの発表後の熱いディスカッション。
同じ志を持ち日々患者さんに向き合っているからこそ出てくる思いに皆が共感し、一緒に考え、意見を出し合える。そんな仲間にまためぐり合え、往復8時間の道のりは、幸せな睡眠時間となりました。明日からまた頑張れそうです。
/////////////////////////////////////////////////////////////