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2000年04月25日(火) 歯周病による歯の喪失の危機を迎え、初めて口腔衛生の重要性に目覚めた40歳になる男子です。この場をお借りして、歯周病の検査方法等についてお尋ねしたいと思います。宜しくお願します。 さて、問題の歯は左上顎の第一小臼歯なのですが、まず手短にこの歯の歴史を書きます。
以上です。 ところが、やれやれと思ったのもつかの間。治療した歯が舌先で突ついてもグラグラ動く事に気付いたのです。担当医にその事を伝えると、「それは歯周病のせいです」と言います。「では、相当に悪くなっているという事ですね」と尋ねると、「相当に悪くなると、上下にも歯が動くようになるんですよ」と言います。「これ以上悪くならないためにも歯はしっかりと管理しましょう」と励ましてくれましたが・・・。 私の歯が相当に悪いのか悪くないかは一先ず置くとして、歯周病は進行性の病気だと聞きます。自分の歯周病の進行が収まったのかどうか、患者はどのような形で知る事ができるのでしょうか。上記のAの歯科医も私の歯周病には気付いていたはずです。にも拘わらず、治療後の口腔衛生管理については一言もアドバイスしてくれませんでした。 例えば糖尿病におけるような客観的な検査データを提示してもらい、そのデータに基づいた自己管理方法をアドバイスしてもらうとしたら、どのような医療機関を訪ねたらよいのでしょうか。どなたかご教示いただけませんか。宜しくお願します。
2000年04月28日(金) 43歳、開業15年の歯科医師です。 不安に思われていることご察し致します。 ご相談の文章からだけでは、すべてを正確に把握することは難しいのですが、歯周病についてご説明いたします。歯周病は細菌が原因の感染症です。病気が進行するか、治癒するかは歯周病の原因になっている細菌の力と、体の抵抗力のバランスがとれているかどうかにかかっています。バランスがとれずに歯周病の状況にある場合おこることは、つぎの3つです。
1、2に関する検査、3のレントゲン写真による検査も特殊な検査ではなく、どこの歯科医院でも検査可能です。 歯周病の治療とは、「細菌が病気を引き起こそうとする力と体の抵抗力がバランスが保てるようにすること」と言えます。すなわち、
の2つになります。
患者さんのサイドでは、ブラッシングにより歯垢(プラーク)を減らすようにします。歯垢(プラーク)は細菌の固まりです。歯科医院サイドでは、歯ブラシの届かないようなところに入り込んだ歯垢(プラーク)を取り除きます。また、歯石になったような汚れも取り除きブラッシングの効果が出やすい環境づくりもします。 体の抵抗力を大きくすること(抵抗力を小さくしている要素を減らすこと)では、糖尿病等の全身疾患で抵抗力を減弱させるものを治す事も必要です。抵抗力を小さくしている大きな要素の一つとして喫煙もあげられます。 歯周病が進行していれば、抜歯が必要になる可能性もあります。進行の程度は歯によって違います。お口全体の現状を把握することが必要です。 治療の効果があがっているかどうかは前述の3つの点に関する検査を再度行って確認します。 歯周病は、細菌感染症です。歯周病の原因になっている細菌の力と、体の抵抗力のバランスをとり続けることが大切です。治癒しても定期的なチェックとメインテナンスが大変重要です。 今お話しした歯周病の検査、治療は、特殊なことではなく、通常歯科医院で行われていることです。主治医の方とよくご相談されて、健康を獲得されることをお勧めします。不明な点がありましたら再度お問い合わせください。 |