■PECO
PECO(Patients Exposure Comparison Outcome)
最近よく耳にするEBM。その第一ステップで用いられるPECOについて探っていきます。
PECO コラム4
斉藤 仁/コアメンバー・札幌市開業
STEP 2 どんな条件で得られるどんな情報が欲しいのか明示する
前回は問題を分解して明示するPECOという作業を行いました。
PECOとは、
P=Patient・・・どんな患者(対象者)に対して
E=Exposure・・・何をしたときに
C=Comparison・・・何をしたときに比べて
O=Outcome・・・どんな結果が期待できるか
のように問題点を明示する手法です。
疑問1
手用ブラシで毎日きちんと歯磨きしない子が音波ブラシに替えたら、ちゃんと磨くようになるか?
P:就寝前に毎日は歯磨きをしない子供に
E:音波ブラシを使用させると
C:手用ブラシを使用していた時と比べて
O:磨かないで寝てしまう日が減るか?
このようにPECOを設定しました。
子供と言っても2歳の子供もいれば10歳の子供もいます。それを一緒にしてしまっていいのでしょうか? このように迷った場合には、自分が本当に知りたいことは何なのかをもう一度よく考えて、場合によってはPを複数設定してもよいでしょう。今回の場合、「親も仕上げ磨きをしなくなり、子供も自立してきて仕上げを拒否するようになった。しかしちょっと目を離すと磨いたり磨かなかったりする」という状況を想定していましたので、
P:就寝前に毎日は歯磨きをしない、仕上げ磨きをしてもらっていない小学生に
P:就寝前に毎日は歯磨きをしない、仕上げ磨きをしてもらっていない6番が萌出している子供に
のようにPの条件を少し細かくしてみました。
EBMというのは日常の臨床での疑問を解決するためのツールです。自分の臨床で何を疑問に思い、どんなことを知りたいのかをよく考えることが重要です。
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