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■PECO

PECO(Patients Exposure Comparison Outcome)
最近よく耳にするEBM。その第一ステップで用いられるPECOについて探っていきます。

PECO コラム 5

斉藤 仁/コアメンバー・札幌市開業

前回はPECOのPに当たる、「どんな患者(対象者)に対して」の部分を、自分がどんなことを知りたいのかをよく考えて少し細かく設定しました。

P:就寝前に毎日は歯磨きをしない、仕上げ磨きをしてもらっていない小学生に
P:就寝前に毎日は歯磨きをしない、仕上げ磨きをしてもらっていない6番が萌出している子供に

と2つ考えてみました。ここで、一度臨床の現場に戻ってみます。

定期的にきちんと来院しているのに、いつも口腔内が汚い子供っていますよね。

子供が小さいうちは間食や、ブラッシングの指導(アドバイス)は親が対象になります。しかしある程度の年齢になると親の手を離れ自分で何でも管理していかなくてはならなくなります。私にも小学生の子供がいますが、だいたい小学校2、3年生くらいからは、自分で何でもやりたがるし、母親も面倒臭くなってあまり口の中を見なくなります。ちゃんと磨いていないだろうと思っても「ちゃんと磨きなさいよ!」と口で言うだけです。いくら年に3、4回定期的に診療室に来院して丁寧にPMTCをしたところで、日常のセルフケアができてなければ、何の意味もありません。担当歯科衛生士は、毎回口腔内を見て「がっかり」、歯科医師は「担当衛生士はちゃんと指導してるの?」となります。そのような場合に、何とか今よりセルフケアが上手にできるようにならないか、そのための作戦として音波ブラシが使えないかと考えたわけです。Pに当たる「対象者」の年齢をわかりやすく設定すると、親の手を離れる小学校入学から永久歯列完成する12歳くらいまで、しかし、中学生になってから生活が乱れ、それまで経過観察していた初期う蝕が進行するケースもあるため、もう少し対象年齢をのばし、「小学生と中学生」にしようと思います。また、「毎日寝る前に歯磨きしてる?」と聞くと「毎日してるよ」と答えるのに、とても汚い子もいます。一応就寝前に磨く習慣はあるが、歯ブラシを口に入れているだけの場合もあるので、Pの設定は

P:親に仕上げ磨きをしてもらっていない小学1年生から中学3年生に

とします。では、これらの対象者をどれくらいの数集めたらいいのでしょうか。

10人? 100人? 1000人? 多ければ多いほど良いだろうという想像はできますが、では具体的にどのくらいの数が必要なのでしょうか? 次回はその辺りのことを検討したいと思います。

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