■2009.11.13 ビスフォスフォネートに関する情報(ニュースレターvol.12no.5に掲載)
■書籍紹介
「顎骨壊死を誘発するビスフォスフォネート 経口薬あるいは静注薬─歴史,病因,予防,治療」
著者;Robert E.Marx/翻訳監修;日本口腔外科学会
発行;クインテッセンス出版/定価;6,300円(税込)
(ニュースレター12-5書評より抜粋)
ビスフォスフォネートは、骨粗鬆症治療薬の第一選択薬として骨折予防の目的で投与され、癌の骨転移でも、骨痛や骨折などの骨合併症の抑制のために投与が推奨されています。とくに、骨粗鬆症治療薬として高齢者に対して非常にポピュラーに処方されている薬ですが、その副作用として重篤な顎骨壊死が報告され、注目を集めました。本書の著者のRobert E.Marx歯学博士は、2003年9月、米国口腔顔面外科学会雑誌初めて、ビスフォスフォネート注射薬での顎骨壊死の新疾患を報告した人物です。
本書は、7つの章から構成されています。
1章:ビスフォスフォネート誘発顎骨壊死についての記述と歴史
2章:ビスフォスフォネート系薬剤の作用機序と薬物動態
3章:ビスフォスフォネート製剤の医学的適応
4章:大理石骨病:ビスフォフォネート誘発顎骨壊死との発生類似性
5章:ビスフォスフォネート静注薬誘発顎骨壊死のリスク、予防、処置
6章:ビスフォスフォネート経口薬剤誘発顎骨壊死のリスク、予防、管理
7章:病的な臨床症例集
顎骨壊死を誘発するビスフォスフォネート経口薬あるいは静注薬の歴史、病因、予防、治療、をしっかり学べる良書なので推奨いたします。
■参考情報:日本の現状
独立行政法人医薬品医療機器総合機構より
重篤副作用疾患別対応マニュアル(医療関係者向け)
ビスホスホネート系薬剤による顎骨壊死:平成21年5月(PDF)
日系メディカル2009年10月号「トレンドビュー」(転載)
顎骨壊死は予防できる 新指針固まり歯科治療現場の混乱も収束へ(日経メディカルオンライン)
■2007.12.25 ビスフォスフォネート系薬剤服用者の外科処置で起こる顎骨壊死と骨髄炎
ニュースレター(vol.10 no.6)掲載記事とビスフォスフォネート説明同意書のPDF
関連記事リンク: ブログ記事紹介! (2008.01.17)
ビスフォスフォネート系薬剤の顎骨壊死・顎骨骨髄炎の副作用と院内掲示と説明資料のサイトを紹介しているブログがあります。
http://ubm46671.at.webry.info/200801/article_67.html
以下は、上記ブログ記事の引用です。
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ビスフォスフォネート系薬剤の顎骨壊死・顎骨骨髄炎の副作用と院内掲示と説明資料のサイト紹介!
院内掲示:サイト「ビスフォスフォネート系薬剤の投与を受けている患者さんの顎骨壊死・顎骨骨髄炎に関するご注意のお願い
http://www.takedamed.com/content/search/newsdoc/0801bp_onj.pdf
説明資料サイト:ビスフォスフォネート系薬剤と顎骨壊死〜理解を深めて頂くために〜
監修 社団法人 日本口腔外科学会
http://www.takedamed.com/content/search/zoomup/pdf/bone_bisphos.pdf
「顎骨壊死・顎骨骨髄炎の報告件数」これは、書いて無いので追加説明!
ビスフォスフォネート(骨粗鬆症の予防薬)と顎骨壊死の副作用51件:報告数12倍に急増!
2007年11月現在:顎骨壊死&骨髄炎の発生報告数は下記(1)(2)(3)を合わせて、51件でした。2005年1月から2007年1月までにビスフォスフォネート製剤による副作用が98件報告中4例が顎骨壊死の副作用でした。
と言う事は、2007年1月から2007年11月の約11ヶ月で47件増加し計51件、約12倍の顎骨壊死の副作用報告件数が急増しています。詳細:下記記事へ
http://ubm46671.at.webry.info/200711/article_221.html
(1)ダイドロネル:1件:製薬販売:大日本住友製薬(エチドロイン酸二ナトリウム)
適応症:骨粗鬆症&下記状態における初期及び進行期の異所性骨化の抑制:脊髄損傷後、股関節形成術後&骨ベージェット病
(2)フォサマック&ポナロン:35件:製薬販売:万有製薬&帝人ファーマ:(アレンドロン酸ナトリウム水和液)
適応症:骨粗鬆症
(3)アクトネル&ベネット:15件:製薬販売:武田薬品工業
(提携:ワイス)&味の素:エーザイ(販売)
(リセドロン酸ナトリウム水和液)
顎骨壊死&骨髄炎の発生が報告されています。
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